
間取り図の寸法表記の見方と空間イメージの掴み方
家探し、いよいよ間取り図と向き合う段階ですね。
たくさんの数字や記号…最初は戸惑うかもしれません。
しかし、この図面を正しく読み解ければ、理想の住まい選びに大きく近づくことができます。
今回は、間取り図、特に寸法表記の読み方と、それらから空間イメージを掴む方法を説明します。
家づくりの成功に役立ててください。
間取り図の寸法表記の見方
縮尺の理解と確認方法
間取り図には必ず縮尺が記載されています。
例えば、「1:50」とは、図面上の1cmが実際の50cmを表すことを意味します。
縮尺を確認することで、図面上の寸法を実際の寸法に換算できます。
縮尺は図面の一角に記載されていることが多いので、必ず確認しましょう。
寸法表記の種類と読み方
間取り図の寸法表記は、主にmm単位で表されます。
「2700×3600mm」のように、横幅×奥行きで表記されるのが一般的です。
これは、270cm×360cmの部屋であることを示しています。
また、畳数で表記される場合もあります。
1畳は約1.62㎡です。
複数の寸法表記の整理方法
間取り図には、部屋全体だけでなく、窓やドアの位置、収納スペースの寸法なども記載されている場合があります。
これらの情報を整理するには、図面を丁寧に見て、各寸法がどの部分を表しているのかを把握することが重要です。
定規やコンパスなどを用いて、図面上の寸法を測り、メモを取りながら整理していくと分かりやすくなります。

間取り図から空間イメージを掴む方法
寸法から面積を計算する方法
部屋の面積は、横幅×奥行きの寸法を計算することで求めることができます。
例えば、「2700×3600mm」の部屋の面積は、2.7m×3.6m=9.72㎡となります。
この面積を、1畳は約1.62㎡であることを参考に、畳数に換算することもできます。
部屋の広さの感覚的な把握方法
面積だけでなく、実際にその部屋に立った時の広さをイメージすることも重要です。
家具の配置を想定したり、自分の身長を基準に、部屋の広さを体感的に把握することで、よりリアルな空間イメージを掴むことができます。
窓の位置と光の入り方の想像方法
窓の位置と大きさから、部屋への採光を想像することができます。
窓が南向きであれば、日中は多くの光が入る
と予想できます。
一方、北向きの窓は、比較的柔らかい光が入るでしょう。
窓の大きさや種類によっても、光の入り方は変化します。
図面をよく見て、窓から入る光の量や方向を想像してみましょう。

まとめ
間取り図は、家づくりの重要なツールです。
縮尺や寸法表記を理解し、それらから部屋の広さや空間イメージを正確に把握することで、理想の住まい選びに繋がります。
面積計算だけでなく、家具の配置や採光についても想像力を働かせ、図面から住空間を立体的にイメージすることが大切です。
複数の寸法表記を整理し、それらを総合的に判断することで、より正確な空間把握が可能になります。
窓の位置や大きさから、日当たりや通風なども想像し、快適な生活空間をイメージしましょう。
間取り図をじっくりと分析し、自分にとって最適な住まいを見つけてください。