
第3種換気は冬に寒い?その理由と快適に過ごすためのポイントとは
冬の住まいにおいて、室内の快適な温度を保ちながら換気を行うことは、健康的な生活を送るために欠かせません。
特に、換気方式の種類によって室温への影響が異なると言われており、どのような換気システムが冬の快適さに寄与するのか、関心をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、住宅の換気方式の一つである第3種換気と、冬の室温との関係性について、換気方式ごとの特徴を踏まえながら解説します。
第3種換気は冬に寒いのか
第3種換気は、居住空間の各所に設けられた給気口から自然に外気を取り込み、浴室やトイレなどに設置された換気扇で強制的に室内の空気を排出する方式です。
そのため、外気を取り込む際に、冬場は冷たい空気がそのまま室内に入り込みやすく、寒さを感じやすい傾向があります。
特に、ダクトを通さずに直接外気を取り込むタイプの第3種換気では、その影響がより顕著になることがあります。
この寒さの感じ方には、住宅の気密性能が大きく関わってきます。
気密性能が高い住宅は、隙間風が少なく、外気の影響を受けにくいため、第3種換気であっても比較的快適さを保ちやすいと言えます。
しかし、気密性能が低いと、冷たい外気が隙間から侵入しやすくなり、換気によって室内の暖かい空気が逃げることも相まって、寒さが一層際立ってしまう可能性があります。
また、断熱性能が低い住宅では、換気による温度変化の影響がより大きく現れます。
建物の壁や屋根などの断熱性能が低いと、室内の熱が外部へ逃げやすくなります。
そこに第3種換気で冷たい外気を取り込むと、室温の低下がより顕著になり、冬場の快適性が損なわれる原因となります。
断熱性能の向上は、換気による温度低下を抑え、快適な室内環境を維持するために重要です。

換気方式による冬の快適さの違い
住宅の換気方式には、第1種、第2種、第3種がありますが、冬の快適さという観点では、第1種換気と第3種換気がよく比較されます。
第1種換気は、給気と排気の双方を機械で行う方式で、熱交換器を備えている場合が多いです。
これにより、排気する室内の暖められた空気の熱を利用して、取り込む新鮮な外気をあらかじめ暖めてから室内に供給することが可能です。
そのため、温度の低下を最小限に抑えつつ換気を行うことができ、冬場の快適性を高めるのに役立ちます。
一方、第3種換気は、比較的シンプルな構造で、換気扇(排気ファン)の電気代のみが主なランニングコストとなるため、換気コストが安いというメリットがあります。
初期費用や維持費を抑えたい場合に選択されることがあります。
しかし、冬の快適さは換気方式だけで決まるわけではありません。
どのような暖房方法を採用するかが、快適性を大きく左右します。
例えば、床下エアコンや全館空調システムなど、家全体の温度を均一に保つような暖房方法と組み合わせることで、第3種換気でも快適な室温を維持しやすくなります。
換気システムと暖房方法の組み合わせを考慮することが、冬の住まいを快適にする上で重要となります。

まとめ
冬場の換気において、第3種換気は外気を取り込む性質上、寒さを感じやすいという側面があります。
この寒さの影響は、住宅の気密性能や断熱性能のレベルによって大きく左右されます。
気密・断熱性能が高い住宅であれば、第3種換気でも比較的快適に過ごせる可能性があります。
一方で、第1種換気は熱交換機能により外気の温度低下を抑えやすいため、一般的に冬の快適性は高いとされています。
ただし、第3種換気はコスト面でのメリットがあり、また、どのような換気方式を選択するにしても、効果的な暖房方法との組み合わせによって、冬の室内の快適性は大きく向上します。
ご自身の住まいの状況やライフスタイルに合わせて、最適な換気と暖房の計画を立てることが肝心です。