
今から考える終活
こんにちは、RAKU HOME(日建建設)の藤原です。
先日の中日新聞に「遺言書」に関する記事が掲載されていましたので、
今回はその内容をもとにブログを書いてみました。
RAKU HOMEでは以前、相続を専門にされている司法書士の先生にお越しいただき、
終活や遺言書について学ぶ講座を開いてもらったことがあります。
その時、参加された皆さんの反応から
「終活」や「遺言書」について多くの人が悩みや不安を抱えていることを強く実感しました。
少しでもお役に立てればと思い、このテーマを取り上げてみます。
人生の終わりを意識して、自分の思いや財産を整理することは、
残される家族のためにもとても大切です。
その中でも特に重要なのが「遺言書」です。
遺言書があるかどうかで、相続のときに家族間のトラブルを防げるかが大きく変わってきます。
遺言書にはいくつかの種類がありますが、
よく知られているのは次の2つです。
● 自筆証書遺言
→ 自分ひとりで紙に書いて作る遺言書です。
手軽に始められますが、書き方に不備があると無効になるリスクがあります。
また、せっかく書いても発見されなければ意味がなく、
内容についても争いになるケースがあります。
● 公正証書遺言
→ 公証役場で、公証人に作ってもらう遺言書です。
証人が2人必要ですが、形式のミスがなく、無効になる心配がほとんどありません。
作成した遺言書の原本は公証役場で保管されるため、
亡くなったあともきちんと見つかり、偽造などの心配も少なくなります。
また、最近では「法務局に自筆証書遺言を預ける保管制度」も始まりました。
これを利用すれば、自分で書いた遺言書でも、
紛失や内容の改ざんを防ぐことができます。
私たち建築の仕事をしていると、
「家を誰に相続するか」「家族で住んでいた土地をどう分けるか」など、
終活に関する相談を受けることがあります。
住まいは大切な財産のひとつ。
誰にどう引き継ぐのかを考えることも、立派な終活です。
「まだ早いかな」と思わず、
元気なうちから考えておくことで、安心にもつながります。
「遺言書」と聞くと少し堅苦しく感じるかもしれませんが、
将来の不安を減らし、家族の負担を軽くするためにも、
一度しっかり向き合ってみることをおすすめします。
RAKU HOMEでは、信頼できる司法書士さんや税理士さんをご紹介できますので、
ご興味があればお気軽にご相談ください。