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残価設定クレジット」は慎重に。見た目の支払いが少なくても要注意

こんにちは。
中津川市の工務店、RAKU HOME(株式会社日建建設)の藤原です。

先日、日経新聞を読んでいたら「残クレ(残価設定型クレジット)」に関する記事が目に留まりました。
車を購入する際の選択肢として、最近よく耳にする「残クレ」ですが、内容をよく理解せずに契約すると、思わぬ損をすることもあると感じました。

「残クレ」とは、将来の車の下取り価格(残価)をあらかじめ決めておき、その分を差し引いた金額を分割で支払う仕組みです。
月々の支払いが少なく見えるのが特徴ですが、その分、金利が高かったり、返却時に追加費用が発生したりすることがあります。

記事では、以下のような注意点が紹介されていました。

金利が通常のローンより高めに設定されている場合がある
返却時、車のキズや走行距離の超過によって追加費用がかかる
結局、買い取りを選んだ場合はまとまった支払いが必要になる

さらに注意したいのは、「残クレ」が住宅ローンの審査に影響する可能性があるという点です。
残クレも金融機関から見ると借金の一つです。
そのため、住宅ローンを申し込むときに「すでに車のローンがありますね」と判断され、借入可能額が減ったり、審査に通らなかったりすることもあります。

特に、車のグレードを上げて月々の支払いを残クレで抑えているような場合、思った以上に住宅ローンの審査に響くケースがあります。

最近ではスマホで簡単に残価シミュレーションができるようにもなっていますが、「自分にとって本当に必要な車かどうか」「今後の生活設計に合っているか」をよく考えることが大切です。

私たちが家を建てるときと同じで、「月々の支払いだけを見て決める」のはとても危険です。
契約内容をよく理解し、無理のない返済計画を立てることが、将来の安心につながります。

車の買い方一つにも、こうした知識が求められる時代です。
この記事を読んで、私自身も住宅ローンやマイカーローンの提案をするときに、もっと丁寧にご説明しなければと、あらためて感じました。

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